環境保全への取り組み
Environmental Protection
ヒノキ・ワークスは受注生産により
不必要な商品の製作を避け
無駄な在庫を生まない
環境に優しい製作サイクルを
心がけています
ひのき産地岐阜県東濃地方の豊かな里山
ヒノキ・ワークスは「リサイクル」と「健康」をキーワードに商品を製作しています。
無駄なくひのきを使い切るためにひのきの端材を人体に害がない接着剤等を用いて圧縮材や積層材として構成し直し、すのこ等に利用しています。
ひのき以外の木材を混在させることがないため、圧縮材や積層材は無垢材に等しいきれいな材料に仕上がります。
その他、ひのきの香り効果が十分に期待できるカンナ屑も商品として販売しております。
元々は端材として焼却処分されていた端材やカンナ屑を製品として甦らせることによって、大切な資源を有効活用し、日本の豊かな里海や里山の保全、地球環境の保全に少しでも貢献できたらと願っております。
ヒノキ・ワークスは
かけがえのない地球環境の保全に貢献し
日本が世界に誇る里山里海を
後世にわたり維持するための
取組みを引き継いで参ります
日本の森林の大切さが岡山大学 農学部 教授 吉川賢先生の著書で紹介されています。
【岡山大学 農学部 教授 吉川賢先生 著書より引用】
世界の森林面積の3分の1を占めている、シベリアを含む北方林が、熱帯林を上回る勢いで無くなる可能性があります。
その原因はシベリア開発と地球温暖化です。
シベリアは気温が低く、降雨量も少なく、植物の生育には適していません。
それでも樹木はわずかな水で、立派な森林を形成しました。
少ない雨で森林が成立できるのは、森が水を消費する夏の生育期間が短いからです。
しかし、このまま温暖化が進んで、夏が長くなると、樹木が消費する水の量が増し、シベリアの大地は急速に乾燥し大変な勢いで森林が失われてしまうことになります。
森林が破壊されると、その土壌に蓄積されている有機物が分解し、大気中の二酸化炭素濃度がさらに高まってしまいます。
中国の森林資源の不足も問題です。
中国の国土のほとんどが伐り開かれ耕されて中国国土に占める森林の割合は、わずか14%にすぎません。
中国政府は、耕地の一部を森林に戻させるとともに、 国内の天然林を全面的に禁伐にし、不足する木材は輸入でまかなおうとし始めています。
日本人一人当たりの紙の消費量は年間239kg・アメリカは347kgこれに対し中国は28kgですが、約13億人の中国が欧米並みに紙を消費し、しかもその原料の多くが輸入木材で占められることになれば、北方林も熱帯林も開発の圧力に推され、世界的な木材不足が到来します。
森林の恩恵は木材の供給ばかりではありません。
治山・治水や水質の保全、大気の浄化や人に安らぎを与えるアメニティの効果もはかり知れません。
世界でもトップレベルの林野率を誇る日本で、自国の森林の適切な管理と有効な活用を進めることは、世界環境保全に大きく貢献することになります。