ひのき(木製)家具のお手入方法と取扱いのポイント・FAQ
Caring for Wood Furniture
ひのき(木製)家具は
大切にお使いいただくことにより
世代を超えて長く愛用できます
ひのき(木製)家具のお手入れ方法
基本的なお手入れ
ひのき(木製)家具のお手入れの基本は乾拭きです。(化学ぞうきんやクリーナーは使用しないで下さい。)
<乾拭きでは落ちない汚れの場合>
(磨きのみの製品)
サンドペーパーの240番以上で撫でるようにして、優しく汚れ部分を削ってください。
(くるみオイル仕上げの製品)
磨きのみの製品のようにサンドペーパーで削った後、くるみオイルを塗ってください。毎日からぶきしていただくと、ひのき自体の油分により艶が出てきます。
(ウレタン仕上げの製品)
500倍に薄めた中性洗剤を布によく含ませ堅く絞ってから、塗装面を拭き取ります。あとはきれいな温湯で洗剤分を拭き取り、乾拭きで仕上げます。
木はヤニが出る場合があります。
十分に乾燥の工程を経ていますが、木材からはヤニ(樹脂)が出てくることがあります。
ヤニには皮膜を作り製品を長持ちさせると同時に自然な艶を出す効果があります。
ヤニは天然木を使用した商品の証であり、木自体の良さであり、木が健康な証拠といわれています。
一見汚れのように見えるヤニも実はこのヤニこそが雑菌の繁殖をおさえる抗菌力、防腐性も高い秘密なのです。
当社製品は自然の素材の良さを生かすべく「無塗装」、「自然塗装」などこだわり、塗膜を作らない木自体の良さを引き出す製品つくりを心がけております。
余分なヤニが出た場合は紙やすり等で軽く擦り落とし、メタノール又はアルコール類でヤニを拭き取ってください。
無塗装の天然木(無垢材)には、このようにちょっとした手間とお手入れが必要です。
こうしたお手間も無塗装の天然木(無垢材)ならではの楽しみとしていただけたらと思います。
※アルコールは塗装を傷める場合があります。塗装製品ではアルコールのご使用はお避け下さい。
取扱いのポイント
基本的なポイント
- 組立および設置には、必ず水平な場所を選び、正しい用途以外にご使用にならないようお願いいたします。
- ひのき(木製)家具の上には直接熱いものを置かないでください。火災、変色の原因となります。
- 木は傷つきやすい素材です。集中的に荷重を掛けないでください。破損、へこみ、変形の原因となります。
- 引き出しや扉がある家具は、それらを開けた状態で荷重をかけないでください。破損したり、バランスを失い本体転倒の原因となります。
- ネジを使用している家具は定期的にネジの締まりを確認してください。
家具の置き場所にご注意ください。
天然の木は、たくさんの小さな空洞(細胞)があり、その空洞が湿気を吸ったり吐いたりと呼吸をしています。
家具に姿を変えた後も、お部屋の温度や湿度によってわずかに膨張と収縮を繰り返します。
そのため、過度に湿度が高い場所や低い場所、温度の変化が激しい場所に置くと反りや割れ、隙間が生じますので、ひのき(木製)家具は湿気が多くなく、直射日光、冷房・暖房の風が直接あたらないところに置いてください。
直射日光が当るようでしたらカーテン等で対策をしてください。
湿気、水分の多い場所は避けてください。カビやダニの発生の原因となります(お風呂用品はご使用後はよく乾かして保存してください)。
床にキズをつけない為に
フェルトキーパー(家具の脚などに付けるフローリングの傷防止シート)をご使用されることをお勧めします。
フェルト素材でシールタイプ ですから、手軽に取付けられます。丸形、角形、フリーサイズ等あり、大型スーパーマーケットや家具屋で購入できます(300~500円程度)。
キャスター付家具をご使用の場合は、下にラグやカーペットを敷くことをお勧め致します。
畳の上にベッドを置く場合に畳の凹みを和らげる足台(別売4枚1000円)もご用意しております。
家具を移動させる時
不要な布団、カーペット等を下に敷き、一方を持ち上げて移動させると動かしやすく、床も家具も傷つけずに移動できます。
地震対策について
家具の地震対策の一番は固定させることです。
地震対策には、金具や突っ張り棒にて固定することをお勧めします。
また家具の下に耐震による振動防止のマットを敷くことも有効な対策となります。
ひのき(木製)家具の取扱に関するFAQ
桐タンス(無垢家具無塗装)が凹んでしまったのですが…
凹んだ部分に、水をゆるめにしぼった布をあて、その上から中温のアイロンをあてると元に戻ります(やわらかい木で塗装を施していないものにお試しください)。
アイロンが熱すぎたりしないよう、注意してください。
磨きのみのひのき家具も同じ方法で凹みを改善することができます。無垢板かつ無塗装の場合はどのような種類の木でも施行可能です。
※ウレタン仕上げの場合は塗装を痛めますので絶対に行わないでください。
引き出しがかたいんですけど…
時節によって湿気が多い時期は、引き出しが湿気を多く含み、動作が固くなる場合があります。
引き出しを一旦乾燥させ、動きが固い箇所にロウか固形石鹸をぬります。
この方法を施しても固い場合は、サンドペーパーで少しずつこすり、動きを調整します。
刃物で削るのは失敗の原因になります。
洋服ダンスの引き戸が閉まらないんです
見た目では気が付かなくても、床のわずかな溝などの形状などにより、家具が傾いてはいないでしょうか?
四方の一箇所でも水平でない場合、家具がゆがんでしまいます。
水平を保つようにタンスの角に板きれや厚紙、雑誌等を挟んでみてください。
4隅のどこが低いか分からない場合は、一箇所づつお試しください。
家具の上の角を少しずつ傾けてみて戸が閉まるか確認し、閉まる箇所がちょうどよい位置のポイントです。
テーブルがぐらついてしまいます
原因の多くは脚の接合部のナットのゆるみです。4カ所の脚の接合部ナットを交互に徐々にかたく締めていくのがコツです。
一度に一箇所を強く締めず、何度かに分けて締めることにより、バランスよく固定されます。
木部のネジ穴が緩くなっている場合 爪楊枝等を差し込みネジを入れてみてください。
接着部分がぐらついている場合は、一旦外し、穴の中をきれいにして木工用ボンドを多めにつけ再び組み立て一日放置してください。
ベッドがキシキシと音がします
原因の多くは脚の接合部のナットのゆるみです。一度ネジを緩めてから、4カ所の脚の接合部ナットを交互に徐々にかたく締めていくのがコツです。
一度に一箇所を強く締めず、何度かに分けて締めることにより、バランスよく固定されます。
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